モチベーションの発揮
動機づけとは
マネジメントにおける動機づけは「メンバーの欲求に見合った課題・目標を設定させ個人の意欲を高め、能力発揮と活動の成果を最大化しようとすること」と定義される。
動機とは本来、めざす目標をどうしても達成したいという、自発的な欲求から生まれるものである。上級管理者の役割は、こういう内発的動機の対象となる目標を設定し、その達成プロセスにおける制約を取り除き、仕事環境の条件をつくり出すことである。 活動の成果は、個人の能力と意欲によるところが大きい。OJTが能力開発の技術なら、 動機づけは、人に関する知識を深め人間行動の効果性を高める技術である。動機づけ(モチベーション)の方法は、動機づけの対象となるその人のパーソナリティ、持っている期待、役割、認識、経験など多くの要素により方法は変わってくる。また、 メンバーを動機づけようとする自分自身も同じ人間であるから、常に向上すること、やりがいを追求しようすることに興味、関心を持っていないリーダーは、メンバーの多様な欲求に応えることは難しい。
主な動機づけ理論には、(1)マズローの欲求5段階説 (2)マクレガーのX理論・Y理論 (3)ハーツバーグの動機づけ衛生理論などがあります。